こんにちは!あみです🌷
褒めて伸ばしましょう
子どもと関わる人なら一度は言われたことがありますよね。
でも、実際に多様な子どもたちを目の前にすると
褒める、に違和感を覚えたことがありませんか?
これまで何人もの先生方に褒め方がわからない、
という相談を受けることがよくあります。
かくいうわたし自身も、
褒め方に悩んだ経験が何度も…
だって、あなたのクラスの気になる子、思い浮かべてください。
・いつも授業に集中していない
・毎回休み時間に友達とトラブル
・忘れ物や失くし物も多い
どこを褒めればいいの?って
思ってしまうことだってあります。
でもやっぱり、大切な子どもたちには、
もっとがんばるぞ!自分はできるんだ!
って思ってもらいたい。
子どもたちの自己肯定感を高めたい。
教師としての大きなやりがいですよね。
そんなあなたに、朗報です!
実は、どの子にも効果のある褒め方(伝え方)が存在するんです。
しかも、誰にでも真似できる方法です。
今回は、子どものモチベーションを爆上げする㊙︎スキルを教えちゃいます!
ぜひ最後まで読んで、スキルを身につけ、
明日からの学級経営に活かしてくださいね。
子どものモチベーションを上げるスキルは、
ズバリ、「承認」!
「承認」とは、
相手の全てをありのまま受け止め、認め、そして伝えること。
どれも大切で、一つでも欠けたら子どもたちのモチベーションは上がりません。
この記事では、
✅子どもの受け止め方
✅認め方
✅伝え方
のスキルを順番にお伝えします。
まずは「受け止め方」についてです。
承認と意っても、実は3種類存在するんです。
①存在承認
あなた自身が素晴らしい。ここにいるだけでいい。
自己否定が強かったり、極端に自信がない子にとってとても大切になります。
②成長承認
スタートからこんなに成長したね。ここまで変わったね。
その子がどれだけ伸びたかを承認するので、価値基準が低い人ほど上手にできます。
③成果承認
100点をとったんだね。~ができるようになったんだね。
事実や結果を受け止めます。
目の前の子と、その子と自分の関係値に合わせて使い分けることが大切です。
次に「認め方」についてです。
人は、頭(言葉)と体(心)でものごとを判断しています。
だから、心から認められることを
言葉で誉めることで初めて相手に素直に伝わります。
例えば、頭(言葉)で
「あなたはそのままで十分」と言っていても、
心の中では
「もっとできる子になって欲しい」という期待をこめていることがありませんか?
受け取った子どもは、
「自分はもっと頑張らなければいけない」とプレッシャーを感じますよね。
言葉自体は承認しているように聞こえますが、受け取った方はそうは思えないのです。
心で期待していることを、無理に褒めない。
大人の中で十分じゃないな、と思っていることは
「何も言わない」のも方法の一つです。
最後に「伝え方」についてです。
伝え方で大切なのは、Iメッセージ。
反対はYOUメッセージです。
あなたは~だね。よりも、
あなたの~なところ、わたしとても励まされた!
と伝えられたら、受け取り方が変わりませんか?
自分の感じ方を伝えることで、
相手からは自分と同じ立場にいてくれるという安心感が生まれますよね。
また、その子の意識レベルに合わせて伝えることも大切です。
(ニューロロジカルレベル)
図のように、
環境、行動、能力、信念価値観、アイデンティティのレベルがあります。
上に行くにつれてその人の深いところに触れることになります。
相手のことを信頼していないと素直に受け取れません。
褒める時は、
その子との関係に合わせてどのレベルで伝えるか考えます。
環境レベルで認められる→行動も良くしてみようという欲求に繋がります。
順番が大切です。
例えば、掃除をしている子に伝える時
(行動)雑巾を隅までしているね。
(能力)細かいところの埃に気づくんだね。
(価値)掃除をすることでみんなが過ごしやすいって思うんだね。
(アイデンティティ)あなたはクラスになくてはならない存在だよ。
といった褒め方があります。
意識レベルに合わせて伝える方法は、
叱る時にも活用できます。
叱る時は、
どのレベルを改善したいかきちんと絞って伝えます。
行動を直したいのに、その子自身のアイデンティティを叱るのはNGです。
その子のモチベーションを下げてしまいます。
例えば、友達に手を出した子に対して、
あなたの気持ちはわかる。でもその行動はよくない。
と叱ることで、何がいけないのか伝わりやすいです。
よくやりがちなのが、
今の行動はよくない、だからあなたは嫌われるんだ。
とその子のアイデンティティまで否定してしまうことです。
その子のモチベーションを下げるだけでなく、
あなたへの信頼も失ってしまいます。
どのレベルで叱るかを意識して
冷静に子どもたちに伝えたいですね。
さて、
ここまで「承認」の仕方を
3つお伝えしてきました。
この3つを「続ける」ことが
子どもたちのモチベーションを上げ続け、
そのずっと先に「自己肯定感の高まり」があります。
自己肯定感は簡単には高まりません。
この承認スキルは
いわば「漢方薬」のようなもの。
続けることで
その効果が出てくるんですね。
最後まで読んでくれたあなたに、
いちばん大切なことをお伝えしますね。
それは、
「自分自身を承認すること」
先生って本当に真面目で完璧主義だと思うんです。
だから、自己肯定感が低くなりがち。
なんてったって、わたしがそうなので。笑
大人だって、
先生だって間違えることあるよね。あるある。
ここで間違えちゃうのも私。
間違いを素直に認めて
ごめんね。を言う。
先生のありのままを子どもたちに見せる。
ネガティブな時、悩んでいる自分を受けとめ
これくらい大丈夫。じゃなくて、
ここがうまくいかなくて悔しいんだよね。と認めてあげる。
子どもたちは
先生の「言っていること」よりも、
先生が「していること」をよく見ています。
そして真似をします。
自己肯定感の高い子になってほしいなら、
まずは先生自身から。
最後まで読んでくださって、
ありがとうございました!
次の記事は、
読んだら思わず周りの人にやってみたくなる🤭
感覚についてお伝えしようと思っています。
どうぞ、お楽しみに!