気になる子の支援ロードマップ⑤~集中が続かない子~



こんにちは!あみです🌷



支援の手立て編

3つ目になりました。



クラスには、

本当に色々な子がいるなぁと

記事を書いていて実感します。



そして、

私が書いた記事を読んでくださっている

あなた!



本当に子ども思いのいい先生です💫



通常級には30人の子どもたちがいます。

一人に構っている余裕はない。

そう言っている先生も実は少なくありません。



気持ちは痛いほどわかります。



でも、

担任が気になる子に寄り添わなかったら、

誰がその子の味方になってくれるのでしょう。



子どもたちは、

担任の先生の言動を細かく見ています。



気になる子への態度が、

腫れ物に触るような扱いだったり、

まるでいないかのように扱ったら、



周りの子達も同じ接し方をします。



なんとか気になる子にとって

居心地の良い教室にしたい。



今の自分じゃわからないけれど、

誰か詳しい人に学ぼう!



そう思って行動できるあなたは、

本当に教師の鏡です✨



ぜひ、行動できた自分に自信をもって

子どもたちと関わってください。




さて、今回は

「集中が続かない子」への支援の手立てです。



・授業が始まって2分後には手遊び…

・話終わってすぐに「先生何すればいいですか」

・個人の学習が始まっても何もできない



私がこれまで担任したクラスには、

毎年このような子がいました。



✅なぜ手立てが必要なのか?

✅具体的な支援の手立て

✅今すぐできること



の3点でお伝えしていきますね。



✅なぜ手立てが必要なのか?



人間ですので、

集中力には限界があります。



ただ、

人が話している途中に他のことをしていたり、

今言ったことを聞き返されると、



話をしている相手は「は?」と思いますよね。

人間関係にも影響してきます。



子どもたちは、

6年間で学んだことを生かして

自分の力で進んでいきます。



集中力に限界があったとしても、

どう上手に使うかを知っておくことで



やるべき時に集中力を使い、

メリハリのある生活を送ることができるのです。



だから、

集中できる時間をできるだけ伸ばす、



または、集中力を上手に使う方法を

先生が支援することで身につけていく必要があります。




では、

✅具体的な支援の手立て について見ていきましょう。



①「いつまでに」「何を」するのか伝える



すぐ近くのゴールがないから集中が途切れます。

教科書○ページを開きます。30秒!

この問題を5分で解きます。



ポイントは、

シングルタスクにすることです。



「ノートにめあてを書いて、教科書○ページを開く」

は、一度に複数の指示が出るので、

集中が途切れる原因になります。



一つの指示で一つの行動をする、

そこに時間のゴールをつけることで、

短い時間で効率よく集中することができます。



子どもの様子を見て、徐々に時間を伸ばしていくことができます。



②意図的に名前を呼ぶ



「~さんどこまで書いた?」

「おっ!~さん読み終えたね」



クラスの子どもの名前をあえて活動中に呟きます。



気になる子だけでなく、

まんべんなく色々な子の名前を。



名前を呼ばれることで、

あっ、そうだった!今やるんだった!という意識を

取り戻します。



ここで気をつけたいのは、

「注意にならない」ことです。



あくまでも、「進度の確認」「できたことを認める」

というプラスな声かけにしていくことを

私も意識しています。




③バリエーションに富んだ活動を設定する



学習の仕方には、さまざまな方法があります。

・読む

・書く

・聞く

・話す



これらの活動を、短時間で行う活動を設定します。

飽きる暇をなくすイメージです。



例えば、

新出漢字の練習。



訓読みを言います。画数を数えます。

先生の書いた手本を指さします。

空書きします。

漢字ドリルに書きます。

書き終えたらその漢字を使った問題を作ります。



このような流れを、

毎回同じように行なっていくと、



だんだんと個別に声をかけずとも

自力でできる時間が増えてきます。





ここまで読んでくださったみなさんは、

気になる子だけに集中力のトレーニングをする…

のではなく、



クラス全体への指示の出し方を工夫している

ということに気づいたと思います。



集中を持続させるための

特別なトレーニング法は、

ありません。



日々の活動に

少しでも取り組みやすい仕掛けを

取り入れる。



そして、

継続することが

やるべき時に集中力を発揮する手立て

だと私は思います。




最後に、

✅今すぐにできること は、



その日、その時間の授業で

「何を」するか

子どもの活動レベルで確認してみること です。



私たちは、

指導者側の活動で確認しがちです。



学習指導案で言う、

「教師の手立て」の欄ですね。



もちろん大切なのですが、

まずは

「児童の活動」だと思います。



ここをきちんと整理していくことで

「教師の手立て」なのかなと思います。



日々忙しいですが、

子どもがどんな活動をするのか、

書き出してみましょう。



活動は、書くだけ

になっていませんか?

聞くだけになっていませんか?



書き出しておけば、

余計なことをしなくて済みます。

活動の偏りにも気づけます。



先生の頭の中を整理して

授業に臨んでみてください。




いかがでしたでしょうか?



書いてみて、

自分の集中力もあまり続かないよなあと

思っていました😅

子どもの気持ちがよくわかります笑




最後まで読んでくださって

ありがとうございました!

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