気になる子の支援ロードマップ③~気になったら待てない子~



こんにちは!あみです🌷



前回は、

クラスの気になる子の

支援や指導の計画についてお伝えしました。



子どもの実態を理解し、

目標というゴールと手立てという道筋を作る。



その基盤を築いたあなたが

次に取り組むのが、「手立て」です。



今回は、

「気になったら待てない子」への支援の手立て

についてみていきましょう。



話を聞く場面で突然話出したり、

友達の喧嘩に首を突っ込んだり。



そんな子はクラスにいませんか?



私が過去に担任した子の中には、



電気のスイッチを衝動的に押したり、

触らないでと言ったものを片っ端から手に持ったりする子



がいました。



「衝動性」によるもので、

本人の無意識なのか、意識なのか

わからないものも多いです。



そんな、

「気になったら待てない子」について



✅なぜ手立てが必要なのか

✅具体的な支援の手立て

✅明日すぐにできること



の3点でお伝えしていきます。




まず、

✅なぜ手立てが必要なのか?



上記のような子は、

「よく叱られる子」です。



「いい加減にして!」

「さっき約束したばかりでしょう!」

「何度言ったら分かるの?!」



といった言葉をかけられることが多いと思います。



人の脳は、叱責を受けることで

その人に「認めてもらえない」と認識するんですね。



認めてもらえないと、

「自分はできない人間だ」「もう頑張っても無駄だ」と

自信を失ったり、意欲が下がったりします。



人を信頼できなくなることから、

反発も増えます。



すると、

大人はさらにイライラし、問題行動が繰り返され…

「負のループ」に陥るわけです😨



だから、

今すぐに手立てをうつ必要があります。




では、

✅具体的な支援の手立てとは?



「叱らない」策を練ります。



おそらく、

この状態の先生は、

その子の「問題行動」に着目しているのではないでしょうか?



人間の脳には、

「危険を察知して避ける」という本能があるので、

問題行動に目がいくのは自然なことなのですが、



その着目の視点を

「良い行動」に変えてみます。



簡単ではありません。が、できないことでもないです。



「良い行動」を見つけた時点で

すぐに認める。



「問題行動」は、

叱るのではなく「それはやめてほしい。」と止める。



もし、声かけでやめなかったとしても、

「やめてほしい」と伝えることに意味があるのだと思います。



問題行動を「見過ごしている」と感じる子どもも

中にはいるかもしれません。



だからこそ、

クラスの他の子どもたちにも、

「注意する」のではなく「止める」ことを指導します。



気になるところの方が目につきやすいこと、

良さを見つける方が難しいということ。



みんなは、どっちの人になりたい?と聞くと、



子どもたちからは

「良さを見つけられる人になりたい」

といった答えが返ってきました。



先生が見ていないところで、

その子の良い行動を見つけてくる子も出てきたら、

より叱る回数は減り、認める回数が増えることでしょう☺️



そうなったら、支援は大成功です!




そんな効果的な支援を目指して、

✅明日からできることは…



「叱る」から「止める」を宣言することです。



クラスの朝の会でもよし、

授業のはじめ2分でもよし。



「言葉にすること」で行動は変わります。



そしてもう一つ。

その日の「振り返り」をすることです。



支援を要する子と、帰りの会前3分で良いので、

「今日の良かったところ」を振り返ります。



自分で良かったと思うところ、

先生がここ良かったね!と思ったところ。



その場でのフィードバックが望ましいですが、

言えずに過ぎてしまったことも本人に伝えることができます。



メモに残していくと、成長過程が視覚化するので、

時間割に◎やシールなども有効です✨




自分にできそうなことから始めましょう。



「行動に移すこと」が「成長への第一歩」です👣




今回はここまで。



次回は

「気持ちのコントロールができない子」

への支援についてを予定しています🥰

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