
こんにちは!あみです
この記事を開いてくれたあなた!
「アセスメントって何?」と
思われたのではないでしょうか
アセスメントとは、
目の前の子についての情報を集めて整理分析し
その子の実態を理解するプロセス
のことです。

今まさに目の前にいる
気になる子を
思い浮かべてみてください。
あなたは、
その子の行動や学習に困っています。
どうしたら
行動が改善するでしょうか?
その子がもっと楽しく過ごすことができるでしょうか?

パッと答えが出てこなかった人は、
ぜひアセスメントの方法を知りましょう。
アセスメントの方法を学ぶことで
目の前の子について
多面的に深く理解することができます。

子どもに対する深い理解は、
その子との信頼関係に繋がります。
クラスでも安心して過ごすことができます
この方法を知らないと、
どの子とも表面的な付き合いになり
大人として信頼されなくなってしまいます

ぜひ最後まで読んで、
子どもたちを深く理解できる先生に
なりましょう!
今回は
先生が子どもたちをみる「視点」
具体的なアセスメントの方法
今すぐ実践できること
の3つをお伝えしていきます。

まず、
子どもたちをみる「視点」について。
あなたは、
気になる子や配慮を要する子のことを
他の先生に話す時、
どんな言葉を使っていますか?

わたしは、
「Aさんがすぐに友達とトラブルを起こして、
困っているんです。やめてほしいです。」
「Bさんは授業中ぜんぜん集中しなくて
困ってます。どうにかしてほしいです。」
と話していました。

「困っている」のは
「自分」だったんです。
今思えば、
その子のせいにして
自分の行動や原因から目を背けていました。
この視点では、
その子のことを深く知ろうとか、
もっと理解しようという考えさえ浮かびません。
「困っている」のは
「子ども」
なんですね。

この子は困っている。
担任として自分には何ができるのだろう?
どうしたらこの子が楽しく過ごせるだろう?
そんな視点で
子どもを見てみてください。
きっと見える世界が
ガラッと変わります

次に、
アセスメントの方法についてです。
その子の発達段階を知るためには、
専門機関を利用する方法があります。
知能検査や心理検査、
医学的検査を受けるという方法です。
知能指数(IQ)や、
言語発達などの指数が数字で出るので、
客観的に把握できます。

注意点としては、
保護者の同意が必ず必要ですので、
担任ひとりで判断はしません。
各学校の特別支援コーディネーター、
管理職に相談し、
保護者の同意を得た上で
専門機関に検査の申し込みをします。

では、
担任が普段できるアセスメントは?
3つあります。
①学習の状況を整理・分析すること
テストの点数のように数値化できるものから
普段の学習での得意不得意を書き出します。

専科の先生が担当されている教科は
その先生に様子を聞いたり、
直接様子を見たりすることで、
自分以外の視点を得ることができます。

②行動観察をすること
どうにかしようとせずに、
とにかく「観察」します。

人の行動には、
必ず「背景」と「結果」があります。
「なぜその行動をしたのか」は、
その子をよく観察することで
共通点が見えてくることもあります。
「いろいろな友達とトラブルを起こす」

よく観察してみたら、
同じシチュエーションだった!
ということもあります。
その場の行動だけで判断せず、
ちょっと待って観察してみる。
何か理由があるんじゃないか?と考えてみてください。

③家庭環境や生育歴を知る
今の時代、難しい所もありますが、
その子自身の背景を知っているのと
全く知らないのでは見方が全く違います。

おうちの人が共働きで、
夜遅くまで仕事をしていたら、
宿題の音読ができないこともあるでしょう。
兄弟が生まれたばかりで
お母さんがつきっきりなら、
持ち物の準備が遅れてしまうことも。
「興味をもつ」「知ろうとする」
ことが大切なんだと思います。

最後に、
今すぐ実践できること
をお伝えします。
それは、
「記録すること」です。

テストの点数や問題の出来は
すでにしている方も多いと思いますが、
「行動の記録」はどうでしょうか?
やり方は簡単です。
週の時間割って、どのクラスも立てますよね!
時間割のところに、
気になる行動があったら
良い行動があったら○を書き入れます。

時間割は1週間分あるので、
1週間終わったらふりかえります。
その子の苦手な場面や得意なことが
共通点から見えて来るかもしれません
いつもの時間割に
ちょこっと書き入れるだけ。
今から出来そうですよね

さて、いかがでしたか?
その子のことを深く理解するために、
一つでも役に立てれば嬉しいです
最後まで読んでくださって
ありがとうございました!
次回は
「支援計画の立て方」についてを
予定しています。