子ども理解の裏ワザ②~優位感覚の生かし方~


こんにちは!あみです🌷




前回の記事では、

優位感覚の知り方について

お伝えしました。



自分や目の前の子どもの

優位感覚を知ることができましたか?



こんな視点があったのか!

新しい発見でおもしろかった!



という感想をいただき、

嬉しい限りです🥰




前回の記事で、

優位感覚についてのインプット

ができたあなたに質問です。




優位感覚を

普段の生活にどう生かしますか?




いくら便利な道具を手に入れたとしても、

その道具を使わなければ

意味がありません。



つまり、インプットした知識は

自分なりにアウトプットすること

が重要なのです。




そこで今回は、

「優位感覚を生かしたアプローチ」

についてお伝えします。



✅優位感覚別のアプローチ

✅自分と感覚がずれている子との関わり

✅優位感覚と他者理解


の3つのポイントでまとめました。



ぜひ、最後まで読んで

「明日から使えるスキル」

として習得してくださいね。




では、早速

✅優位感覚別にアプローチ方から

見ていきましょう。



【聴覚優位な子へ】

耳からの情報を受け取りやすい子です。



・指導をしたいときは、静かな環境を整えて話す。

・「聞いて」勉強する。覚える。

・声のトーンや話し方をその子と合わせる。

・一斉指導の時は抑揚をつけて話す。


学習に集中しやすいように、

音の刺激が少ない席にすることも配慮の一つです。



【視覚優位な子へ】

目からの情報を受け取りやすい子です。


・1時間の授業をどんな流れで進めるのか

板書やメモを残す。

・話=見えないので、指導は短く端的に話す。

・「見て」勉強する。色で覚える。



聞いた話を自力で視覚化する支援として、

高学年の子はメモを持ち歩くというのも

効果的です。




【体感覚優位の子へ】

肌の感覚を受け取りやすい子です。



・理屈をズバズバと話すのではなく、

ゆっくりと気持ちベースで話す。

・定期的に体を動かす活動を入れて息抜きにする。

・勉強は繰り返し、反復練習。

声に出しながら書く、問題を出し合う。



とにかくスキンシップが好きで、

人の空気感をスッとよむ子なので、

暖かく関わることが安心感につながると思います。




【言語感覚優位の子へ】

言葉から情報を受け取りやすい子です。



・「どうして」「何のために」が重要なので、

丁寧に説明する。

・授業の流れに、系統や繋がりがあると

とても興味をもって前のめりに取り組む。

・よくわからない未来のことをイメージするのは

苦手なので、「1週間後に~」など具体的に示す。



言語感覚の子は、

自分の知りたいことを自分のペースで調べられる

調べ学習が大好きです。




なるほど、優位感覚によって

話の聞き方や勉強の仕方を変えるのか。



いやいや、

クラス30人それぞれ違うのに、

どうやって!?



もちろん、

あなたにも優位感覚があるので

全員それぞれに合ったアプローチをするのは難しい。




だから、

✅感覚同士が受ける印象

を知っておきましょう。



お互いが気になるところを気をつけるだけで

グッと過ごしやすい関わりができます。



まず、

視覚優位 ⇄   聴覚・言語感覚優位 の印象。



「話が見えない、よくわからない」

「話がいきなり飛ぶ、筋が通らない」

といった印象を相手に抱きがちです。



次に、

聴覚・言語優位 ⇄    体感覚優位 の印象。

「理詰めで追い詰められている」

「話が通じなくてやりづらい」

といった印象を抱きがちです。



そして、

体感覚優位 ⇄    視覚優位 の印象。

「反応が遅い」

「反応が早すぎる」

という印象を抱きがちです。



何となく、

日常関わっていて感じる違和感は、

この優位感覚の違いからきていることもあるかもしません。




最後に、

✅優位感覚と他者理解についてです。



4つの感覚のうち、

どれが優れているということは

ありません。



優位感覚は

「その子(人)らしさ」を

表すものです。



たとえ相手にうまく伝わらなくても、

それはその人に力がないとか

やる気がないとかでは決してないのです。



その人らしさを知ることで、

自分の関わり方を考えるきっかけになる。



それが究極の


「他者理解」であり、

「多様性を認める」ことになっていくのかな。


とわたしは考えています☺️




世界にはさまざまな人がいる、

自分と違う人は放っておく


のではなく、


さまざまな人がいる、

どうしたら自分と違う人とうまく付き合っていけるか



と考える子を育てたいし、

そんな大人でいたいと思う今日この頃です💐




最後まで読んでくださって

ありがとうございました!




次回は、

気になる子の「見とり」について

お伝えしようと思います。


またお待ちしています✨

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