こんにちは!あみです🌷
前回の記事では、
優位感覚の知り方について
お伝えしました。
自分や目の前の子どもの
優位感覚を知ることができましたか?
こんな視点があったのか!
新しい発見でおもしろかった!
という感想をいただき、
嬉しい限りです🥰
前回の記事で、
優位感覚についてのインプット
ができたあなたに質問です。
優位感覚を
普段の生活にどう生かしますか?
いくら便利な道具を手に入れたとしても、
その道具を使わなければ
意味がありません。
つまり、インプットした知識は
自分なりにアウトプットすること
が重要なのです。
そこで今回は、
「優位感覚を生かしたアプローチ」
についてお伝えします。
✅優位感覚別のアプローチ
✅自分と感覚がずれている子との関わり
✅優位感覚と他者理解
の3つのポイントでまとめました。
ぜひ、最後まで読んで
「明日から使えるスキル」
として習得してくださいね。
では、早速
✅優位感覚別にアプローチ方から
見ていきましょう。
【聴覚優位な子へ】
耳からの情報を受け取りやすい子です。
・指導をしたいときは、静かな環境を整えて話す。
・「聞いて」勉強する。覚える。
・声のトーンや話し方をその子と合わせる。
・一斉指導の時は抑揚をつけて話す。
学習に集中しやすいように、
音の刺激が少ない席にすることも配慮の一つです。
【視覚優位な子へ】
目からの情報を受け取りやすい子です。
・1時間の授業をどんな流れで進めるのか
板書やメモを残す。
・話=見えないので、指導は短く端的に話す。
・「見て」勉強する。色で覚える。
聞いた話を自力で視覚化する支援として、
高学年の子はメモを持ち歩くというのも
効果的です。
【体感覚優位の子へ】
肌の感覚を受け取りやすい子です。
・理屈をズバズバと話すのではなく、
ゆっくりと気持ちベースで話す。
・定期的に体を動かす活動を入れて息抜きにする。
・勉強は繰り返し、反復練習。
声に出しながら書く、問題を出し合う。
とにかくスキンシップが好きで、
人の空気感をスッとよむ子なので、
暖かく関わることが安心感につながると思います。
【言語感覚優位の子へ】
言葉から情報を受け取りやすい子です。
・「どうして」「何のために」が重要なので、
丁寧に説明する。
・授業の流れに、系統や繋がりがあると
とても興味をもって前のめりに取り組む。
・よくわからない未来のことをイメージするのは
苦手なので、「1週間後に~」など具体的に示す。
言語感覚の子は、
自分の知りたいことを自分のペースで調べられる
調べ学習が大好きです。
なるほど、優位感覚によって
話の聞き方や勉強の仕方を変えるのか。
いやいや、
クラス30人それぞれ違うのに、
どうやって!?
もちろん、
あなたにも優位感覚があるので
全員それぞれに合ったアプローチをするのは難しい。
だから、
✅感覚同士が受ける印象
を知っておきましょう。
お互いが気になるところを気をつけるだけで
グッと過ごしやすい関わりができます。
まず、
視覚優位 ⇄ 聴覚・言語感覚優位 の印象。
「話が見えない、よくわからない」
「話がいきなり飛ぶ、筋が通らない」
といった印象を相手に抱きがちです。
次に、
聴覚・言語優位 ⇄ 体感覚優位 の印象。
「理詰めで追い詰められている」
「話が通じなくてやりづらい」
といった印象を抱きがちです。
そして、
体感覚優位 ⇄ 視覚優位 の印象。
「反応が遅い」
「反応が早すぎる」
という印象を抱きがちです。
何となく、
日常関わっていて感じる違和感は、
この優位感覚の違いからきていることもあるかもしません。
最後に、
✅優位感覚と他者理解についてです。
4つの感覚のうち、
どれが優れているということは
ありません。
優位感覚は
「その子(人)らしさ」を
表すものです。
たとえ相手にうまく伝わらなくても、
それはその人に力がないとか
やる気がないとかでは決してないのです。
その人らしさを知ることで、
自分の関わり方を考えるきっかけになる。
それが究極の
「他者理解」であり、
「多様性を認める」ことになっていくのかな。
とわたしは考えています☺️
世界にはさまざまな人がいる、
自分と違う人は放っておく
のではなく、
さまざまな人がいる、
どうしたら自分と違う人とうまく付き合っていけるか
と考える子を育てたいし、
そんな大人でいたいと思う今日この頃です💐
最後まで読んでくださって
ありがとうございました!
次回は、
気になる子の「見とり」について
お伝えしようと思います。
またお待ちしています✨